【飾り山笠】 天神一丁目

<<平成二十五年度バックナンバー
天神一丁目
 

表標題

起死回生尊氏陣きしかいせいたかうじのじん

人形師

中村 信喬

内容説明

「太平記」で有名な室町幕府の初代将軍、足利尊氏は人望厚き武者だったようです。乱れた武士の世を正すため鎌倉幕府に見切りをつけて後醍醐天皇に味方し幕府を倒します。 しかし公家中心の政治を進める後醍醐天皇と対立し、一転追われる身に。そして起死回生を賭け軍勢を率い弟の足利直義とともに九州に下ります。撤退の途上、 光厳上皇から院宣を受け九州では、少弐頼尚ら有力武将を持ち前の人望で味方につけ、建武三年(一三三六年)筑前多々良浜で肥後の菊池武敏の大軍と激突します。尊氏軍は少数ながらも菊池軍を撃破しその勢いで一気呵成に京に攻め上がり、やがて幕府を開きます。勇猛で人を大事にし人から慕われた尊氏を表現してみ ました。
 



見送り標題

正成千剣破城誉まさしげちはやじょうのほまれ

人形師

白水 英章

内容説明

「大楠公」と敬慕された楠兵衛尉正成は「太平記」を彩った名将で義の人だったといわれています。もともとは河内の土豪で後醍醐天皇に出会ってからは一貫して忠誠を尽くし、武将としての知力、胆力を発揮しました。千剣破城(千早城)の戦いは、元弘正成の籠る河内の千剣破城に幕府軍の阿曽弾正少粥、名越越前守、大仏高宣金沢貞将らの大軍が攻めかかります。しかし正成は石や丸太を崖から落としわら人形に甲胃を着せて敵の矢の的に刺さった矢を使い回すなどの奇襲を用いて徹底抗戦しました。正成が身を以て示した義の大切さや知略をかんじてほしいとの思いを込めました。

広告協賛企業募集
当サイトへの広告募集博多祇園山笠公式ガイドブック・広告のお問合せ Facebook