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【舁き山笠】 恵比須流
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我者博多総鎮守
(
ワレハハカタソウチンジュ
)
亀田 均
櫛田神社櫛田宮の祭神を、大幡主大神(おおはたぬしのおおかみ)(または大幡主命 おおはたぬしのみこと)と申されます。大幡主命(おおはたぬしのみこと)は、本来の名を大若子命(おおわくこのみこと)と云い、垂仁天皇(すいにんてんの う)の御代(みよ)(二千年位前)、弟の乙若子(おつわくこ)と共に皇室に伝わった三種の神器の一つ八咫鏡(やたのかがみ)を鎮(しず)め奉(まつ)る地 を求め、各地を巡行された倭姫命(やまとひめのみこと)に仕え活躍された方です。 その間、朝廷に従わない越国(現在の福井県付近)の凶賊阿彦(きょうぞくあびこ)を平らげ、その武勇に対し標剣と幡(はた)を賜(たまわ)り、以来「大 幡主」の尊称で呼ばれるようになった神様です。博多には、天平宝治元年(757年)、夷狄征伐(いてきせいばつ)(外国からの侵入を防ぐ)の神として祀 (まつ)られ、櫛田神社の大神宮、祇園宮と共に「博多総鎮守」として古くから博多の氏子に祟敬され、今日に至っています。ちなみに、弟神乙若子命(おとう とがみおつわくこのみこと)も、兄神大幡主命(あにがみおおはたぬしのみこと)と共に櫛田宮に祀(まつ)られています。
総務
瀬戸浩隆
伝統ある恵比須流総務の大役を拝命し身に余る光栄と責任の重さを痛感しております。
本年、恵比須流の御神体(人形)は櫛田神社の御祭神である『大幡主命』です。
博多総鎮守とともに博多の街の平穏無事を願い山笠を奉納し、巡行の際には街の隅々まで祓ってもらいたいと考えています。
追い山笠では流全員が心を一つにし、廻り止めをめざし、参加者全員の感動と、山笠を観る方々にも感動を与える山笠にしたいです。
最後に、先達が守り育ててこられた博多自治の精神を継承し次世代に伝えていくことが総務を務める私の使命だと思っております。
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