【舁き山笠】 六番山笠 東流

<<舁き山笠紹介
                         
表標題
 
思君慈母成鬼神(きみをおもえばじぼもきしんとならん)
                 

人形師

白水 英章


内容説明
意味 大切な人の為なら優しい母も鬼神になる
山笠事で城(家庭や家業)を留守にする男衆に代わりに、それを守る『ごりょんさん』に敬意を表します。
豊後・大友宗麟の一族で豊後鶴崎城城主・吉岡統増(むねます)の母で「、夫は戦死しており、出家して『妙林尼』と称していました。天正十四年(一五七六年)、島津勢と大友勢との戦いに息子の統増は精鋭を率いて参戦します。その為、残ったのは老兵・農民・女子供だけです。
島津の分隊三千が鶴崎城を取り囲みます。降伏との意見が多い中、妙林尼が指揮を取り二八〇丁の鉄砲と鳴子・落とし穴・馬矢来などを駆使して撃退すること十六回。手を焼いた島津勢からの和睦提案を受け入れたと見せかけ何度も酒宴を開きます。その後、豊臣秀吉が九州攻めを開始したため、早朝に二日酔いで島津勢は撤退を開始。退路に伏兵を置き奇襲をかけ討ち取った武将の六十三首を大友宗麟に届け、報告を聞いた秀吉を驚愕させた人物です。
 
総務:野村 昌弘

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