神光照天地(じんこうてんちをてらす)
亀田均
神光とは本来、誰もが持っている光明のことで、直江兼続はそれを「義と愛」であると言っています。
上杉謙信公は「天の時、地の利に叶い、人の和ともに整いたる大将は少なし」と若き直江兼続に示しています。
上杉景勝の家臣となった兼続は謙信公のこの言葉を終生忘れることなく、忠誠心を尽くしました。
また、京都の妙心寺住持「南化玄興」(なんかげんこう)は兼続を評して、「利をみて義を聞かざる世の中に、利を捨て義を取る人」と誉めたたえています。
混沌とした現代社会こそ、「愛と義」で照らす時であります。
総務
伊藤征方
直江兼続の「義」と「愛」に代表される人間性、勝ち負けに固執しない生き方こそが、不況とそれに追い打ちをかける病の流行をも吹き飛ばしてくれるのではな いでしょうか。そうした願いから、本年は直江兼続を題材にする事にしました。皆さんが楽しんで参加でき、安心・安全に無事、櫛田宮に奉納できるよう願って おります