神武東征傳(じんむとうせいでん)
中村 信喬
太安万侶が「古事記」を筆録し、天皇に献上してから千三百年の節目を迎えたことをとらえ、神武天皇が国を治めるための適地を求めて日向国高千穂から東方に 向かう姿を描く。「文化発祥の地」・九州の若者たちが郷土の歴史や文化に自信を持ち、大切にしていって欲しいと願いを込めた。
建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)
白水 英章
「古事記」にある八俣大蛇退治の場面。自然の脅威の化身とされる大蛇を須佐之男命は知恵と勇気で倒した。昨今相次ぐ自然災害の鎮静、人々の安寧な暮らしを櫛田神社の祭神である須佐之男命、天照大神の神々しい姿を通して祈願する。