天下取戦陣之誉(てんかとりせんじんのほまれ
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室井 聖太郎
時は戦国時代の乱世の世、場面は山﨑の合戦天正十年(一五八二年)を舞台に描いています。時の天下人織田信長が重臣であった明智光秀の諜反を受け、その生涯を本能寺において閉じてしまいます。主君の死去の知らせを受けた羽柴秀吉は、高松城水攻めの最中、毛利輝元と講話を果たした後、京都に急ぎ軍を返した中国大返しを実行し、主君の仇となった光秀を山﨑において討ち果たす。飾り山笠では、本能寺から秀吉が天下人となるまでの流れを表現しています。博多の待ち割りで町の流名にもゆかりのある秀吉の勇姿を是非ご覧下さい。
天孫降臨高天原(てんそんこうりんたかまがはら
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室井 聖太郎
今年は、日本の神々の集うとされている伊勢神宮の式年遷宮のとしにあたり、飾り山笠では日本の神話の世界を描いています。天照大神の弟、素戔嗚尊の神をも恐れぬ愚業を重ねる姿に怒り、天照大神は、天の岩戸に身を隠します。光を失った世界に光を取り戻すため思兼神などが中心となり、天鈿女命が舞う舞台を用意しています。外での何やら楽しげな祭りごとに誘われて、その姿を岩戸より現したことで再び世界に光が差し込むという有名な場面です。現在世界規模で起こる様々な不安が日本神話のようにあまねく平和に光が当たるように願いを込めて制作しました。