海神である磯良丸は古事記にもあるように、フジツボが付いたような顔のため人前を嫌い布で覆っていました。山笠の下部から底津、中津、上津と綿津見三神も飾っています。
記紀伝神功皇后(ききでんじんぐうこんごう)
白水 英章
古事記や日本書紀では、神功皇后は後の応神天皇となる親王を福岡の地で出産したと伝わっており、現在の宇美町の町名由来ともなっています。御子を抱いているのは武内宿禰。皇后の軍を率いて各地で戦った歴戦の雄として知られています。こちらもゆかりの住吉三神を配しています。武装して力強いイメージのある皇后ですが、女性的な優しさを醸し出してもいます。
総務:三苫 正信